【朗報】『Kubo and the Two Strings』日本公開へ!
2017年最初の「グッドニュース」です!
『コララインとボタンの魔女 3D』『パラノーマン ブライス・ホローの謎』といったストップモーションアニメを製作するライカ最新作で、ゴールデングローブ・アニメ作品賞にもノミネートされている『Kubo and the Two Strings』の日本での配給権をギャガ株式会社(GAGA)が取得したことをAWNが伝えてくれました。
『Kubo and the Two Strings』は中世の日本が舞台のファンタジーアニメーション。ライカ作品は前作『Boxtrolls』から日本公開がピタリと止んでしまい、『Kubo and the Two Strings』の日本公開も危ぶまれる状況でしたが、映画ファンにとっての「困った時のGAGA様」がライカ第1作『コララインとボタンの魔女』以来となる配給に名乗りをあげてくれました。
ライカのCEOでもあり『Kubo and the Two Strings』では監督デビューを果たしたトラヴィス・ナイトは「『Kubo and the Two Strings』は日本への心を込めた恋文」と語り、「8歳のとき初めて日本を訪れたことで僕の中で特別な関係が根付いたんだ。田舎から東京まで、それこそ小さな港町から火山地帯の温泉街、そして目の前にあの偉大なマウント・フジが現れた時の息を呑むような感動は格別だった。それは僕にとっての啓示であり、それ以後取り憑かれてしまったんだ。この幼少期の日本との出会いは、偉大で美しい文化との長い恋愛のはじまりだったんだ。だからこの特別な土地への敬意と愛情の証である作品を日本と分かち合えることが何より嬉しい。この作品を作り上げたことは僕のクリエーター人生のハイライトなんだ。GAGAが日本のみなさんに本作を届けてくれるパートナーとなってくれたことに心からの敬意を送りたい。このような機会が実現したことをライカは慎ましくも大変興奮している。」と熱量のこもったコメントを残してくれました。
そしてGAGAの依田巽代表も「今回『Kubo and the Two Strings』を配給することが決定したことをうれしく思います。GAGAにとっては『コララインとボタンの魔女』に続いてのライカ作品の配給で、常に彼らの創造力と職人魂、そして洗練されたテクノロジーには感銘を受けてきました。こういった特性とトラヴィス・ナイトの日本体験を通して日本の精神文化と繊細さがこの素晴らしい作品に宿っています。ライカとの信頼により日本の配給会社になれたことは大きな誇りであり、賞レースでの健闘も期待しております。我われは本作が日本の観客に喜ばれ、大きな成功を収めることを確信しています。」と日本の配給会社としての矜持を語っています。
ということで『Kubo and the Two Strings』の日本公開が決定しました。ちなみに私はすでに鑑賞しており2016年度ベスト10作品の中にも勝手に選出させていただいています(第4位!)。とにかく素晴らしい作品でした。
また本サイトでは以前から『Kubo and the Two Strings』の注目しており、メイキングやインタビューの翻訳記事などの情報を下記に集めていますので是非チェックしてみてください。
まだ邦題は未定で、2017年の公開を目指しているとのことですが、GAGAからの公式リリースを首を長くして待ちましょう。とにかく今年最初のナイスな映画ニュースです。こうなれば『Boxtrolls』も一緒に日本に持ってきてほしいですね。
やっぱり困った時はGAGAですね。映画ファンは家を建てるなら木下工務店にしましょう。
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