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映画ジャーナル<ビーグル・ザ・ムービー>

リチャード・リンクレイター監督、『6歳のボクが、大人になるまで。』の続編の可能性を語る。

惜しくもアカデミー賞作品賞を逃したリチャード・リンクレイター監督、『6歳のボクが、大人になるまで。』の続編について「20代の成長を描くことに関心はある」と前向きに語る。

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大本命とされながらも第87回アカデミー賞作品賞、監督賞ともに受賞を逃したリチャード・リンクレイター監督作『6歳のボクが、大人になるまで。』ですが、その素晴らしさは多くの観客を魅了しました。映画と現実を同じ時間軸で描くという特殊な作家性を持ったリチャード・リンクレーター監督の集大成とも思える、同じキャストで12年間を描くという途方もないプロジェクトは、賞を取れなくとも唯一無二であることは間違いありません。

そしてリンクレイター監督の『ビフォア〜』シリーズ同様に、『6歳のボクが、大人になるまで。』の続編の可能性について監督が語りました。

正直に言えば、この映画の公開直後には続編なんて考えもしなかった。学校に入学するところから高校を卒業するまでの12年間を描いた作品で、それ以外の物語を考えもしなかった。でもその後に続編について質問されるようになってから、少し考えるようになったんだ。20代というのは人格形成上重要な時間だし、現実的になるべき者になっていく時でもある。成長し大学に入学して卒業していくと同時に、他にも重要なことがある。そうだね、僕の関心は続編に向かっていることは間違いないよ。

リンクレイター監督はすでに続編の構造についても考えているようで、

今回の12年という時間は学校という組織から旅立つために必要な時間だったんだ。だから本当は12年という時間が重要だったわけではなくて、、、なんと言うか、『ビフォア』シリーズから学んだこととして、ジェスとセリーヌの物語の続きを語るのには5年が必要だった、ということなんだ。だから12年という時間に縛られることなく、もっと早まることもありえるよね。まあ、何もわからないけど。

ということは『6歳のボクが、大人になるまで。』の続編では大学生活だけを描く、とかもありえるということでしょうか。なんかワクワクしてきますね。でもこういった話自体はまだ何も決まっていないことだと言います。

実はこの20代の物語を描くことは以前にも取り組んだことがあるんだ。だからと言って、再度挑戦するのかと言われれば、わからないよ。今は何も決まっていないんだ。もちろん僕やきっと他のキャストも、またこのメンバーで仕事がしたいと思っているだろう。でもそのこと自体が続編を作る理由ではないんだ。友人と仕事がしたいから映画を作るわけではなくて、あくまで語りたい何かが自分の内から沸き起こってくることが必要だし、そのためには自分自身との対話に数年は必要だ。今言えることは、どうなるのか僕にもわからないということだけだ。

『ビフォア』シリーズ同様に気長に待ちながら、忘れた頃にメイソン・ジュニアの成長を映画として観られるなら素晴らしいですね。

それにしてももし続編が作られたのなら邦題はどうなるんでしょうか。『ビフォア』シリーズの『恋人までのディスタンス』のようになかったことにするんでしょうか。タイトルは映画の顔であって、内容を説明するものではないのだから、『ボーイフッド』のままでよかったんですよ。

リチャード・リンクレイター監督の最新作は1980年代の大学野球を描いたコメディ・ドラマ『That’s What I’m Talking About』で監督曰く『バッド・チューニング』と『6歳のボクが、大人になるまで。』の続編のような作品ということで、こちらも期待です。

参照記事:COLLIDER

関連記事:【映画】『6歳のボクが、大人になるまで。/Boyhood』レビュー

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