ソニー・マーベルの新『スパイダーマン』では『アメージング』シリーズからキャストや監督も一新か!?そして企画進行中のスピンオフ作品に関してはマーベルの関与はなし!?
驚天動地の『スパイダーマン』のマーベル・ユニバース入りの一報から一夜明けて、続々と新しいニュースが流されるようになっている。まずプレスリリースの内容を簡単にまとめると、
- 新しい『スパイダーマン』の全米公開は2017年7月28日。
- 新『スパイダーマン』シリーズの資金調達、配給権、映画化権、最終決定権はソニーが有する。
- マーベル・スタジオの製作社長であるケビン・フェイグと、元ソニー・ピクチャーズ代表のエイミー・パスカルも共同プロデュース。
- 新『スパイダーマン』はソロ作品(2017年7月28日)より前に他のマーベル作品に登場予定。『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』の可能性大。
- マーベル・ユニバースへの『スパイダーマン』の合流だけでなく、『スパイダーマン』シリーズへのマーベル・ヒーローズの登場も模索中。
という辺りがリリース内容の中核となっている。
ここで問題になるのが現在アンドリュー・ガーフィールド主演、マーク・ウェブで2作作られている『アメイジング・スパイダーマン』の扱いについてだが、これに関しては公式なアナウンスはないものの、ここで終了となる公算が高い。ソニーは31歳のスパイダーマンであるアンドリュー・ガーフィールドよりも若いキャストを現在選定中であるとされ、監督だったマーク・ウェブも降板となる。
これまでの『スパイダーマン』シリーズではプロデューサーで評判の悪いアヴィ・アラドとマット・トルマックは事実上制作に口出しできなくなる。
またソニーとマーベルの収益分配の割合に関しては、チケット売上分の60%強をソニーが受け取り、キャラクターグッズの権利はこれまで同様にマーベルが担当すると報道されている。
『アメイジング・スパイダーマン』のシリーズが終了することはほぼ間違いないなか、同時に企画が進行している『シニスター・シックス』や『ヴェノム』といった『スパイダーマン』スピンオフ作品群は従来通り、ソニー単体で製作し、マーベルのケビン・フェイグは関与しない予定。
マーベルにとっては今後のマーベル・ユニバースで重要な作品となる『キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー』でのスパイダーマン登場を実現するためにはこのタイミングでの合意が必要だったのだろうし、ソニー側としても興行収入が減少していた『アメイジング』シリーズではマーベル作品には対抗できないことは分かりきっていたことで変化を必要としていたのでしょう。しかしいきなりのシリーズ中止ではあまりに『アメイジング』が可哀想という想いも。マーク・ウェブもうるさ型の製作陣から色々と口出しされる中、サム・ライミ版との違いを生み出そうと努力していたし、実際に評価する声も多いです。主演のアンドリュー・ガーフィールドも然り。
先般のハッキング騒動で流出したエイミー・パスカルのメールにオバマ大統領への人種差別的な文言があったり、俳優や監督を影で揶揄していたことが判明したりと、評判ガタ落ちのソニー・ピクチャーズ。この決定が吉と出るか凶と出るか、日本人だけに生暖かく見守りたいです。
参照記事:COLLIDER
[ad#ad-pc]
コメント