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全米Box Office(8/5〜8/7):『スーサイド・スクワッド』が不評を乗り越え1.35億ドルデビューで首位!

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8/5〜8/7の全米Box Officeは『スーサイド・スクワッド』が批評家からのネガティヴな反応を乗り越えて、1.35億ドルという記録的なオープニング成績で初登場首位を獲得!

公開前の悪評は必ずしも興行の足を引っ張る訳ではないようです。

8月5日の全米公開前に多くの批評家から酷評され論争にもなった『スーサイド・スクワッド』ですが、蓋を開けてみれば事前の予想を大きく上回る1.35億ドルという記録的なオープニング成績を打ち立てて初登場首位を獲得しました。

1.35億ドルというオープニングは8月公開映画としては『ガーティアンズ・オブ・ギャラクシー』を抜いて史上最高のオープニング成績です。

世界でも57の国と地域で公開され公開から5日間で1.32億ドルを稼ぎ、全世界合計ではすでに2.67億ドルを突破しています。中国での公開実現が微妙ななかで、この数字は大健闘と言えます。

一方でこれはDC映画の特徴ともなりつつありますが、公開初週末からすでに「興行の崖」を滑り落ちている現象も見られます。

『スーサイド・スクワッド』は現地金曜日に6510万ドルを売り上げたことから、このままの流れではオープニング成績は1.45億ドルから1.5億ドルが見込まれましたが、翌日の土曜日にはすでに前日比から41%ダウンとなってしまいました。同程度の落ち込みは2012年の『ダークナイト・ライジング』でも見られましたが、その時はコロラドの劇場での銃乱射事件が大きく影響していました。

なお批評家の声と一般のファンの声を数値化する「Rotten Tomatoes」では、批評家グループが26%と酷評する一方で観客は73%と作品を支持する結果(8/8時点)となっています。

2位は『ジェイソン・ボーン』

先週首位のマット・デイモン主演『ジェイソン・ボーン』は2271万ドルで2位となりました。先週批では61.6%落ち込むも全米累計で1.03億ドル、全世界合計では1.95億ドルとなっています。

3位はミラ・キュニス主年『Bad Moms』

ミラ・キュニス、クリステン・ベル、キャサリーン・ハーンらが出演するR指定コメディ『Bad Moms』が1420万ドルで先週に続き3位を死守。制作費2000万ドルという低予算でありながら公開2週目で全米累計が5105万ドルとなるスマッシュ・ヒット。

4位は『ペット』(1156万ドル:累計3.19億ドル)

5位は『スタートレック BEYOND』(1020万ドル:累計1.27億ドル)

6位は初登場『NIne Lives』(650万ドル)

7位は『ライト/オフ』(600万ドル:累計5471万ドル)

8位は『Nerve』(490万ドル:累計2688万ドル)

9位は『ゴーストバスターズ』(480万ドル:1.16億ドル)

10位は『Ice Age: Collision Course』(430万ドル:累計5354万ドル)

参照:www.boxofficemojo.com/weekend/chart/

『スーサイド・スクワッド』同様に今週初登場したケヴィン・スペイシーが猫になる『NIne Lives』は興行的にも大失敗ですが、批評的にもほとんど無視される大惨事になっています。

そして今週末にはディズニーの実写映画『ピートとドラゴン』、メリル・ストリープが実在した音痴のオペラ歌手を演じる『Florence Foster Jenkins』、そしてセス・ローゲンが新境地に挑む(?)下品なアニメ映画『Sausage Party』が公開されます。手強い新作たち相手に『スーサイド・スクワッド』は数字を伸ばすのか、それとも急降下するのか注目です。

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