期待のDC映画『スーサイド・スクワッド』プレミア上映の結果、まさかの大不評! 31%という低支持率を掲載した映画格付けサイト「Rotten Tomatoes」に対してファンが閉鎖を求める運動を開始「DC映画だけコケにされている」
現地2016年8月5日に公開される『スーサイド・スクワッド』のプレミア上映が行われた結果、まさかの大不評となったことが波紋を広げています。
アメリカの映画サイトで批評家の意見を集約して映画の支持率を数値化することで有名な「Rotten Tomatoes」では30%前後という低い数字を叩き出し、批評家からは厳しい言葉が寄せられる結果に。
しかしこれに怒ったのがDCファンたち。憎きマーベル映画は次々と高評価がつけられるのに、『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は25%前後という「クソ映画」認定されていた鬱憤がここへ来て爆発してしまったようで、ファンは陳情サイト「Change.org」に「Rotten Tomatoes」の閉鎖を求める運動を開始し、賛同した人々が続々と支持する事態になっています。
こういった状況、みなさんはどう思いますか?
これはあくまで私見ですが、確かにマーベル映画とDC映画の比較において「Rotten Tomatoes」が叩き出す数字には言いたいこともあります。たくさんの批評家の声を吸い上げてひとつの数字にまとめるアルゴリズムはどうなっているのか、疑問に思うところもあります。そもそも数々の批評家の言葉を一つに集約して数値化することは論評ではなくただ乱暴な総意という感じもします。
しかし「Rotten Tomatoes」がマーベルに肩入れしているという考えは、ただの陰謀論でしかないです。
そもそも「Rotten Tomatoes」はジャッキー・チェンのファンがジャッキー映画のレビューを集約して読みたいという思いから立ち上げたサイトで、その後、様々な企業に買収されるなかで成長を遂げ、2011年にはワーナー・ブラザーズが買収し、「Rotten Tomatoes」はワーナーの傘下に入りました。
2016年2月に映画チケットを扱う「Fandango」に売却されたためワーナーは筆頭株主ではなくなりましたが、その間にワーナー映画が特出して高評価を受けたという事実はなく、そもそも今年の初めまでオーナーだった会社の映画を意図的に貶す意味がありません。そしてディズニーも「Fandango」の株式を保持していますが、実際には影響力を行使できるほどでもありません。
「Rotten Tomatoes」が機械的に集約した批評家の声が興行に影響を与える現状は考える必要があるかもしれませんが、その背景には映画ファンたちが「Rotten Tomatoes」の役割と公平性を評価している現状があります。つまり形はどうあれ、信頼しているという証拠です。
という事実を踏まえると、今回の陳情騒ぎはファンの八つ当たりと言えるのかもしれません、、、、(でも本心を言うと、『アイアンマン3』が80%で『BvS』が27%はないでしょう、え、ふざけんな腐ったトマト野郎)。
自分で映画サイトを運営しながらこんなこと言うのもなんですが、やっぱり採点なんてただの個人の意見でしかないですから、自分の答えは自分の感性で導き出すしかないですね。
ということで、これからもよろしくお願いします。
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初めまして
「ロッテントマト」は私も映画を観に行く前はほぼ必ずチェックするくらい信用しています。
現に最近観た映画「ブルー・リベンジ」は日本では60%程度の評判でしたがロッテン…ではほぼ100%の満足度で、私「ブルー・リベンジ」は100点満点の傑作だと思うくらい感動しました。
しかし、だからと言ってこの映画評サイトは鵜呑みにできないとも思っています。少し前の作品ですが、「チャッピー」というSF作品がありました。本作はロッテン…では30%という酷評でしたが、私にとってはその年のベスト映画と言いたいくらいの傑作でした。
思うにあのサイトに載る映画評を書く人達は固定概念にそって評を書いていると思います。
「チャッピー」は娯楽作である反面、極めて挑発的な内容の映画でもありましたし、アメリカ国内で反感をかったのも頷けると思います。
なので、あのサイトで好評な作品が必ずしもいいとは言えないし、その逆のことも言えます。
個人的には意図的にマーベルを優遇し、DCを頭ごなしに貶すという現状があるとは思いたくありません。