米ユニバーサルが往年のモンスター映画を今後毎年のようにリブートし公開する計画であることが判明しました。現在のマーベルやDCの基礎ともいえるユニバーサルによる「モンスター・ユニバース」が構築される見込みです。
すべてのはじまりはユニバーサルだった
近年の大作映画は軒並み「ユニバース」を構築する傾向にあります。『アベンジャーズ』を中心にアイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーなどを展開するマーベルや、それに追従する形でDCも『バットマン v スーパーマン』そして『スーサイド・スクワッド』と独自のユニバースを結成、さらには『トランスフォーマー』もその流れに乗ることが決まっています。
そしてその傾向にとうとうモンスター映画の総本山ユニバーサルも参戦することに。
『ミイラ再生/The Mummy』のリメイクからドラキュラ、狼男、ヴァン・ヘルシングにフランケンシュタインと、徐々に作品化していくのです。
今回ユニバーサルによるモンスター映画の復興の中心人物となる脚本家のアレックス・カーツマンとクリス・モーガンが詳細について語ってくれましたのでご紹介します。
すべてのジャンルを横断し、「ファミリー・アイデンティティー」を巡る物語世界
今後ユニバーサルで復活するモンスター映画について、『トランスフォーマー』シリーズや『スタートレック』の脚本家でもあるカーツマンは「ホラーと他のジャンルを組み合わせたもの」になると語りました。
これらの映画はホラーと言えるけど、他にもアドベンチャーやサスペンス、アクションといったものと組み合わされ、さらにはすべてのジャンルを横断するような作品となることを約束するよ。
そして一方のクリス・モーガンは、「ファミリー・アイデンティティー」つまりは「我々はどこから来たのか?」というテーマに取り組むとも語りました。
決して難解な物語世界ではない。我々は「ファミリー・アイデンティティー」、そして「私はどこから来たのだろうか?」という問いを描くことになる。
これは想像ですが、モンスター映画の原点回帰というか、フランケンシュタインにおける「自分探し」のようなものが重要な縦軸となるのでしょうか。
第一弾『The Mummy/ミイラ再生』は2017年公開予定
ユニバーサルの始まりは『ドラキュラ』だったことからも2014年の『ドラキュラZERO』がその先陣となった格好ですが(こちらはレジェンダリー製作)、2017年公開予定の『The Mummy/ミイラ再生』から事実上のユニバースのはじまりとなりそうです。そして『狼男』や『フランケンシュタインの花嫁』、『透明人間』などユニバーサルには毎年公開しても余りあるようなオリジナル作品が眠っています。
そのことを踏まえてカーツマンは意気込みを語りました。
我々は神話を構築しようとしている。だからよく考える必要がある。「約束事は大丈夫か?」、『変えていいのはどの部分で、また間違っても改変したらダメな部分はどこだ?』とね。
個人的にはこの企画には期待大です。
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参照:collider.com/universal-monster-movie-universe-plan-mummy-reboot/
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