11/18〜20の全米Box Officeは『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が7500万ドルのデビューで『ドクター・ストレンジ』との魔法界対決を制し初登場首位!
待望の『ハリー・ポッター』シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が予想通り大型ヒットを記録して初登場首位を獲得しました。
全米4,144館で公開されたエディー・レッドメイン主演の『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は、木曜日の先行分で880万ドル、金曜日の公開初日に2970万ドルを売り上げ、7500万ドルの大型デビューを飾り、初登場首位を獲得しました。そして全世界では日本や中国という重要なマーケットではまだ公開されていないなか、すでに2億1800万ドルを売り上げており、1億8000万ドルの制作費もあっという間に回収しました。
一方で『ハリー・ポッター』フランチャイズ作品としては過去最低の出足となり、また二週間前に公開された『ドクター・ストレンジ』(8498万ドル)との比較でも差を付けられる結果に。
観客の満足度を示すCinemaScoreではAを叩き出しており、ディズニーの包囲網を突破してここからさらに盛り上げていきたいところ。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は2016年11月23日に日本公開。
2位はマーベル『ドクター・ストレンジ』
ベネディクト・カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ』は3週目の首位は『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に譲ったものの、1767万ドルで2位となりました。
そして全世界では5億7150万ドルを突破し、『アイアンマン』の記録(5億8500万ドル)を抜くことは確実に。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』との魔法対決、そして英国人主演対決でも、『ドクター・ストレンジ』が一歩リードしている状況です。
『ドクター・ストレンジ』は日本では2017年1月27日公開予定。
3位はドリームワークス最新アニメ『トロール/Trolls(原題)』が健闘!
ドリームワークス最新ミュージカルアニメ『トロール/Trolls(原題)』が2位の『ドクター・ストレンジ』に肉薄する1750万ドルを稼ぎ3位に。
『ドクター・ストレンジ』と同日公開で、3週続けてその後ろに追いやられていた『トロール/Trolls(原題)』ですが、その差を徐々に詰めてきています。これで全米累計では1億1621万ドルとなり、制作費(1億2500万ドル)の全米回収も間違いない状況。
ミュージカル・アニメということで、声優には『ピッチ・パーフェクト』のアナ・ケンドリック、ジャスティン・ティンバーレイク、ラッセル・ブランド、ズーイ・デシャネル、グウェン・ステファニら歌えるキャストが勢ぞろい。
近年は日本での劇場公開がなかなか実現しないドリームワークス作品ですが奮闘しています。
4位、『メッセージ』(1180万ドル:累計4337万ドル)
5位、『Almost Christmas』(704万ドル:累計2542万ドル)
6位、『Hacksaw Ridge』(675万ドル:累計4285万ドル)
7位、初登場『The Edge of Seventeen』(482万ドル)
8位、初登場『Bleed for This』(236万ドル)
9位、『ザ・コンサルタント』(212万ドル:累計8125万ドル)
10位、『Shut In』(160万ドル:累計603万ド)
ということで大きなサプライズもなく『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が首位を獲得しましたが、問題はここからです。ディズニーの無慈悲な包囲網のため今週末にはディズニー最新アニメ『モアナと伝説の海』が登場。他にもビリー・ボブ・ソーントン主演の『バッド・サンタ2』やブラッド・ピット、マリオン・コティアール共演の『マリアンヌ』なども公開予定です。
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