スコセッシ監督作『沈黙』、リーアム・ニーソンの画像が初公開！

遠藤周作の原作小説をハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシが映画化する『沈黙』。10キロ弱の減量で挑んだリーアム・ニーソンの画像が初公開されました。

10キロの減量で挑んだリーアム・ニーソン

スコセッシが長年映像化を夢見ていたこのプロジェクトですが、資金の問題からスケジュール調整、そして撮影中の事故など原作で描かれる困難を象徴するように、その道のりは平坦ではありませんでしたが、ここへきて主要キャストのひとりであるリーアム・ニーソンの画像が初公開されました。

日本で布教中に捕らえられた苦悩の神父フェレイラを演じるリーアム・ニーソン。1971年に篠田正浩監督によって映画化された際は丹波哲郎が演じていました。

『シンドラーのリスト』などで演技派として活躍するも、壮年期を過ぎて突如のアクション俳優への転向。しかも大成功という不思議なフィルモグラフィーを持つ彼が、久方ぶりに帰ってきた本格ドラマ。

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11月現在で編集作業の中盤までこぎつけてはいるものの、当初念頭に置かれていた2015年末での限定公開で来年のオスカーを狙うというスケジュールは事実上不可能になったようです。そのため来年のカンヌ国際映画祭での初上映が現実的で、公開は2016年夏前というところでしょうか。

また上映時間は2時間10分を予定しているといいます。

スコセッシが長年描き続けていた宗教と現実の倒錯というテーマが、この『沈黙』で結実することはほぼ間違いなく、日本が舞台（撮影は台湾でしたが）で日本人による原作小説の映画化を世界中が注目しています。

共演はアンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライバー、そして日本からは浅野忠信や窪塚洋介、そしてイッセー尾形に塚本晋也監督が出演。2016年公開予定。