マーティン・スコセッシ監督が長年温め続けてきた遠藤周作原作『沈黙』の映画化作品、台湾で1月30日から撮影開始。出演はアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、日本からは浅野忠信など。
巨匠マーティン・スコセッシによる遠藤周作の『沈黙』の映画化について、とうとう1月30日により台湾で撮影が開始することがプレスリリースによって発表された。
当初予定されていた渡辺謙の起用は、スケジュールの都合で見送られ代役には浅野忠信が抜擢。出演は『アメイジング・スパイダーマン』のアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、そして『スターウォーズ:フォースの覚醒』に出演が決定しているアダム・ドライバーなど。
マーティン・スコセッシと言えば『タクシードライバー』や『グッドフェローズ』のような暴力性の高い映画も有名だが、一方でキリストを人間として描いた『最後の誘惑』など正面から、自身の出自と深く関わるカトリシズムと向き合う作品も作っており、多くの作品に彼自身の経験に基づいた「罪の告白」が描かれている。
少年時代はカトリックの司祭になることを目指していたというスコセッシが、人間の欲の行くつく先を描きヒットした『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の次に撮るのが『沈黙』であるということも興味深い。
2015年12月の全米公開を目指しているという。
参照記事:COLLIDER
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