『スター・ウォーズ/エピソード4』でデス・スター司令官を演じた故ピーター・カッシングを『ローグ・ワン』で蘇らせたCGI解体映像が公開!
シリーズ初となるスピンオフ作品『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』には『スター・ウォーズ/エピソード4』に繋がるキャラクターやシーンが多く登場しファンを楽しませてくれましたが、中でも『スター・ウォーズ/エピソード4』で初代デス・スター司令官のグランド・モフ・ウィルハフ・ターキン総督を演じるも1994年に亡くなった怪優ピーター・カッシングが同役として現代に蘇ったことが話題になりました。
グランド・モフ・ターキンはピーター・カッシングの死後、『エピソード3』にも登場していますがその時は容姿が似ているウェイン・パイグラムが演じていました。
しかしハマーフィルムではクリストファー・リーと並ぶ怪優としてフランケンシュタイン男爵がヴァン・ヘルシングなどを演じたピーター・カッシングの代わりを探すのは容易ではありません。
そのため『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ではガイ・ヘンリーがグランド・モフ・ターキンを演じ、顔の部分をILMのCGI技術によってピーター・カッシングの表情を重ねています。今回ABCがILMを訪れて『ローグ・ワン』の視覚効果を担当したジョン・ノールにピーター・カッシング復活の過程をインタビューした動画が公開されました。
この技術によってキャリー・フィッシャーの喪失を埋めることも可能かもしれません。
マイケル・ジャクソンも死後になって映像が制作されたり、動画内でもオードリー・ヘプバーンがCGで復活し、日本でも淀川長治がCMに登場したりするなど、現代の技術では死んだ人を「動かす」ことはさほど難しいことではないのかもしれません。
一方で死んでしまった人の肖像権はどうなるのでしょうか?
淀川長治のCMを見た時も違和感を覚えましたが、故人を最新技術で復活させるという行為は、例えばそれが政治プロパガンダなどに使用される恐れもあり倫理面で問題があることも確か。
『スター・ウォーズ』のようなサーガは特別かもしれませんが、今後CGI技術の浸透によって故人の復活は珍しいものでなくなるかもしれません。それはそれでちょっと怖いですね。
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