『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の編集担当が再撮影時に追加されたシーンを明かす!そしてエクステンデッド版はない!?
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の、スタジオ側からの要望で行われた再撮影で追加されたシーンの詳細について、編集を担当したジョン・ギルロイとコリン・グーディがYahoo! UKとのインタビューで明かしてくれました。
2016年夏に行われた大規模な再撮影によって全体の40%にも相当するシーンが取り直されたとも言われ、『ボーン』シリーズの脚本家としても知られるトニー・ギルロイのサポートによって、少なくない部分で修正が行われたことが知られています。
そして今回インタビューで語ってくれた編集担当のひとりジョン・ギルロイはトニー・ギルロイの弟で、再撮影が開始された夏になって編集作業に加わった人物。
そのジョン・ギルロイが再撮影によって作品の調和を確立することができたと語っています。
「ストーリーを重層的に再構築するために、オープニングとその他の肉付けを必要としていた。例えばキャシアン(ディエゴ・ルナ)やボーディ(リズ・アーメッド)のようなキャラクターについて掘り下げたかった。
キャシアンがスパイと登場するシーンや、ボーディがジェダでソーに会いに行くシーンは追加されたものだ。そしてジン・アーソ(フェリシティ・ジョーンズ)がどうやって移送車から開放されたのかという部分も、作品全体をさらによくするためのシーンだ。」
またオープニングで語られるジン・アーソの幼少時代のエピソードと現在とのつながりについても再撮影によって修正されていると、コリン・グーディが明かしてくれた。
「以前のオープニングはストーリーの導入部分として新鮮味がないとジョンは感じたようだ。ジンは幼い少女で、その次には彼女は成長して会議に参加している。これは導入部としては褒められた描写ではない。
だからジンを監獄に入れて、そこからキャシアンと抜け出してミッションに向かうという風に変更したんだ、、、登場人物みんなが確実に勇敢になり、興奮もするし、何より面白い。」
そして再撮影が最も大きく修正されたと言われる第三幕での追加部分に関しても、ギルロイが少しだけ語ってくれている。
「確かにかなり修正された。特に第三幕ではね。でも具体的にどこがどう変わったのかという詳細については控えたい。でもかなり変更された。劇中の英雄たちの行動のいくつかは配置が変更され、オリジナルとは随分と違う印象になったよ。」
そして気になるのは最近のトレンドとも言えるDVD発売時での「エクステンデッド・バージョン」の有無だが、編集作業に関わったギルロイは懐疑的。
「完成版よりも極端に長いバージョンはないよ。最初に組み立てた内容と劇場版の長さはほとんど変わらないと思う。あっても10分くらいじゃないかな。まあ、一年も前のことだからよく覚えていないけど、とにかく4時間もの壮大な別バージョンが存在しないことは確かだよ。」
これは「あるだけ全部観たい」というファンにはちょっと残念な意見ですね。
また編集段階で大幅に削られた主要シーンも存在しないということで、カットシーンを元に戻すことで『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のように作品の雰囲気そのものが変わるようなこともないようです。ということはBly-rayでの特典としてのカットシーン集も小規模なものになるかもしれません。
もっと詳しいインタビューに関してはYahoo! UKに紹介されていますのできになる方はチェックしてみてください。
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