12/16〜18の全米Box Officeは『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が事前予想を超える1億5500万ドルの大ヒットで楽々と首位を獲得!
『ローグ・ワン』にとって首位獲得は問題ですらなく、どれほどの数字でデビューするのかというポイントが注目でしたが、全米4157館で公開された結果、事前に予想された数字を超える1億5500万ドルの大ヒットとなりました。この数字は公開3日間の時点ですでに今年15番目の売り上げに相当し、また全世界では2億9050万ドルとなっています。
そして歴代12月公開映画のなかでは史上2番目の記録で、上には『フォースの覚醒』がいるだけ。
2016年公開映画のなかでは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(1.79億ドル)、『バットマン vs スーパーマン』(1.66億ドル)に次ぐ3番目のデビューとなりましたが、12月は映画興行にとって不利なシーズンであるため『スター・ウォーズ』シリーズが叩き出すこの数字は驚異的なのです。ちなみに歴代12月公開映画の3番目は『ホビット:思いがけない冒険』の8500万ドルで『ローグ・ワン』はその倍近くを稼いだことになります。
ここからの注目は年間ランキングをどこまで登っていくのかということ。現時点では15位で、すぐ上の『X-MEN:アポカリプス』はこの記事を読まれている時にはもう超えているでしょう。頂上に立つ『ファインディング・ドリー』に追いつくためには『バットマン vs スーパーマン』のような公開後の急降下を見せることなく、劇場をフル回転させる必要があります。
来週も注目です。
2位は『モアナと伝説の海』
先週まで3週連続で首位を走っていた『モアナと伝説の海』は1166万ドルで2位にランクダウン。
先週からの下落率も37%に抑え、全米累計では1億6186万ドルを突破。ディズニーのワンツー達成です。
3位は『Office Christmas Party』
先週2位だったクリスマス・コメディ『Office Christmas Party』は845万ドルで3位に。
ジェイソン・ベイトマン、ジェニファー・アニンストン、『ゴーストバスターズ』のケイト・マッキノン、『X-MEN: アポカリプス』のオリヴィア・マン、そして先日タクシー運転手を殴って逮捕されたT・J・ミラーといったコメディを得意とする俳優が集まっての馬鹿騒ぎ。
全米累計では3152万ドルとなり、本番のクリスマスに向けて最後の頑張りを見せられるか。
4位は初登場、ウィル・スミス主演『素晴らしきかな、人生』
主演のウィル・スミスをはじめとしてケイト・ウィンスレット、キーラ・ナイトレイ、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレンとアカデミー賞受賞&ノミネート経験豊富な実力派がずらりと出演した『素晴らしきかな、人生』は700万ドルという寒さが堪えるデビューとなり、出航直後の沈没状態となりました。
相手が『ローグ・ワン』ですから可哀想でもありますが、ドル箱スターのウィル・スミス主演作としては異例の不入りです。
5位、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(503万ドル:累計2億768万ドル)
6位、『Manchester by the Sea』(416万ドル:累計1402万ドル)
7位、『ラ・ラ・ランド』(402万ドル:累計526万ドル)
8位、『メッセージ』(276万ドル:8647万ドル)
9位、『ドクター・ストレンジ』(204万ドル:累計2億2609万ドル)
10位、『Nocturnal Animals』(139万ドル:累計881万ドル)
ということで『ローグ・ワン』の圧勝となったランキングですが今週末には続々と強力作が登場します。
まずはユニバーサル&イルミネーション・エンターテイメントによるミュージカルアニメ『SING/シング』、そしてジェニファー・ローレンス&クリス・プラット共演『パッセンジャー』、マイケル・ファスベンダー主演『アサシン・クリード』、ジェームズ・フランコ主演コメディ『Why Him?』、とここまででもすごい作品ばかりですが限定公開作品も豊富で『ローグ・ワン』のフェリシティ・ジョーンズも出演する『A Monster Calls(怪物はささやく)』、マーティン・スコセッシ監督作『沈黙 -サイレンス-』、マーク・ウォールバーグ主演の『Patriots Day』が登場します。
アメリカはすごいですね。こんな年末夢のようです。
来週もまた『ローグ・ワン』が首位を獲得するのか注目です。
[ad#ad-pc]
コメント